原薬・中間体とは?
原薬とは?
私たちの健康を守る医薬品の有効成分を「原薬」といいます。Pharmiraは革新的な技術によって、環境に配慮した形で原薬をより安全に製造する企業です。
弊社では3極GMPに準拠し豊富な経験を有するバッチ技術を元にした製造と、革新的な連続生産技術の双方を用いた原薬製造を特徴としています。
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目次
原薬と中間体の違い・原薬ができるまで
原薬・中間体の代表的な製造工程
ファーミラの原薬・中間体製造
原薬と中間体の違い・原薬ができるまで
原薬(API: Active Pharmaceutical Ingredient)とは医薬品の中に含まれる有効成分のことを意味しますが、原材料(Raw Material)から原薬を生産するには何段階もの反応を経る必要があります。中間体(Intermediate)は原料と原薬の間にある製品を意味します。
原薬を作る元となる化合物を原料と呼びます。一般的に原料から原薬を作るには、複数回の反応を経て行われます。原料から原薬までの道のりは短くなく、多数の反応を経て作られます。
原薬・中間体の代表的な製造工程
「反応」
厳しい試験をクリアした数種類の原料を混ぜ合わせ、熱を加えたり冷やしたりしながら化学反応させることで原薬・中間体を作ります。
「抽出」
反応によって生産された化合物を取り出す工程です。通常、液体の形で取り出されます。
「濃縮」
抽出液を濃縮装置で濃縮する工程です。
「晶析」
液体に溶けている化合物を冷やし、結晶化させます。
「分離」
結晶が含まれた晶析液を遠心分離機に入れ、高速回転させることで液体と結晶を分離し、結晶だけを取り出す工程です。
「乾燥」
分離された結晶を真空乾燥機で乾燥する工程です。真空状態にしてできるだけ低い温度で乾燥することで、品質を保ちます。